網膜静脈分枝閉塞症(もうまくじょうみゃくぶんしへいそくしょう)、網膜中心静脈閉塞症(もうまくちゅうしんじょうみゃくへいそくしょう)、眼底出血の治療

私は網膜静脈閉塞症の治療に多くの経験があり、自信を持って治療に臨んでおります。「眼底出血」といわれた方は、この病気であることが多々あります。

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網膜静脈閉塞症には、根の部分が閉塞する網膜中心静脈閉塞症(もうまくちゅうしんじょうみゃくへいそくしょう)と、一部が閉塞する網膜静脈分枝閉塞症(もうまくじょうみゃくぶんしへいそくしょう)(ないしは、網膜静脈枝閉塞症)があります。

以下は大高功個人の考えであり、他院の先生のお考えを否定するものではないことをご了解下さい。また、横浜相鉄ビル眼科医院の他のドクターが私の考え以外の事を述べることがあるかもしれないこともご了解下さい。院内で無理に考えを統一しておりません。(先生によっておっしゃることが違うというのは、それだけ難しい病気だということです。おそらく神様にしか正解がわからないんでしょう)。

網膜中心静脈閉塞症と網膜静脈分枝閉塞症を根本的に分けて考える必要があります。


網膜中心静脈閉塞症は・・・


軽度のものなら再開通する可能性がありますから、内服のみで経過を見ます。

ですが、重度のものは、視力の回復が非常に難しく、残念ながら今の視力の維持がせいいっぱいだと思っていただいたほうが良いと思います。視力が維持できれば実は良いほうで、急速な勢いで血管新生緑内障に進展して失明にいたる症例も多々ありますので、そうならないように、早期にレーザー治療をしっかり施行することが非常に大切です。

その上で、少しでも良くなる可能性を探りたければ、リスクや視力が向上しないことを覚悟で硝子体手術、という流れが良いと考えます。

当院ドクターは網膜中心静脈閉塞症にも豊富な治療実績を持っておりますので、いつでも受診して下さい。

簡単ですが、網膜中心静脈閉塞症の話はこれで終了とさせていただきます。


網膜静脈分枝閉塞症は・・・


網膜静脈分枝閉塞症で視力(=中心視力)が徐々に低下するメカニズムは・・・

@網膜静脈分枝閉塞症が起こると、静脈が詰まるので、帰り場所を失った静脈血が血管外に出てくる。

A出てきた血の水分が網膜に蓄積すると(浮腫、ふしゅと読みます)、そこの網膜の機能が落ちる。紙が水を吸うとそこには字が書けなくなり、紙としての機能をはたさなくなるのと同じ。最初は中心部以外の部分に起こることが多いので、その場合は、機能が落ちた部分の視界に違和感を感じることがあるが、感じないこともある。中心視力は保たれる。

B水分の蓄積が増えているなら当然、たとえ増えなくとも横ばいならば、水が徐々に拡大してきて中心部に達する。そうなると、中心視力が低下し始める。紙が一度水を吸ったら、その水がどんどん広がるのと同じ。もちろん稀にではあるが、中心部分にピンポイントで出血が起こって最初から中心視力が下がるパターンもあるが。

Cその後早期に中心部の水が引けば中心視力がそれなりに回復するが、長期にわたって水があると、網膜の機能自体がだめになってしまうので、水が引いても視力があまり回復しない。紙が濡れてもすぐにアイロンなどで乾かすとなんとか使える状態になるが、長期にわたって濡れたままにしておくとぼろぼろになって再起不能になるのと同じ。

です。なので、中心視力が低下した網膜静脈分枝閉塞症の治療の方針は、

「中心部に蓄積した水分を少しでも早く引かすこと。」

につきるといえます。


治療方法は、

@内服
Aステロイド(ケナコルト)を眼球の後ろに注入(球後注射)
Bアバスチンの硝子体内注射
Cレーザー治療
D硝子体手術

があると考えて下さい。

@は誰にも有効で必須と考えます。
Aも有効と考えますので、希望者に施行していますが、アバスチンが出てからはアバスチンと比べて効果が弱く、最近はあまりやらなくなってきました。
Bのアバスチンの硝子体内注射は横浜相鉄ビル眼科医院では希望者には積極的にやっています。その重要性が日に日に増しています。詳しくは、以下の質問と回答コーナーをご覧下さい。

一番大きな問題は、アバスチンをうつかうたないかはちょっとおいといて、ずっと内服のみでいくか、レーザーをやるか、レーザーをとばして手術に直でいってしまうか、です。

私個人は、多くの患者さんがお悩みの以下のような症例に対しては、レーザー治療が最適、と考えておりますし、実績もあると自負しております。なので、内服は当然として、レーザー治療を早期に施行して様子見、希望者には適宜アバスチンの注射。しつこくひかない場合は硝子体手術、というのが最適な流れと考えます。

旧来のレーザーとは、「後で悪い新生血管が生えてきてわるさをしないように患部を焼いてつぶしておく」治療法であったと思います。これはこれで良いのですが、レーザーで強く焼くとその部分が視野欠損になるのが最大の問題で、調子に乗って患部をどんどん焼いていくと、大きな視野欠損が生じることがあります。

私はそこをもっともっと掘り下げて考え、もっと前向きの、「少しでも早く出血をなくならすためのレーザー治療を施行する。同時に、後で悪い新生血管が生えてきて悪さをするのも防いでおく。視野欠損の副作用を最大限に抑えながら。」という治療法を自分なりに追求し、それなりの答えを得ていると自負しております。

内服のみで経過観察、と、多くの教科書にあります。私自身、昔は教科書どおり内服のみで経過観察しておりましたが、悪化する患者さんが多く、たいへんつらい思いをしておりました。ある時に某先生からの助言でレーザーをうつようになり、うってない時代の患者さんと比較したところ、うったほうが圧倒的に成績が良く、打ち方をしっかりやれば、レーザーをうったほうがいいという結論に到達しております。

最近は硝子体手術を勧める流れが眼科界で見られます。私は個人的には硝子体手術は大好きな治療法ですし、もちろん私はこれは否定しませんが、

●実際にレーザー治療で喜んでいただいている多くの患者さんがいらっしゃること。私個人の治療では、1年後の視力の向上率95%ぐらいを達成していること(私が診るのはほとんど他の病院で治らなかった方なので、なってから時間がたっている症例も多いので、100%はさすがに無理と考えますが)

●それまで他院での内服治療で落ち続けていた視力が私の治療で向上し始める、ないしは向上しないまでも下げ止まっることが多く、一部の眼科医の言う「レーザー治療をやっても放置と同じだ」とはとても考えられないこと。患者さんも同じ事を言ってくれます

●時々ですが、網膜静脈閉塞症になって他院で硝子体手術を受けたが良くならないとか、さらに悪化したということでセカンドオピニオンを聞きたいという患者さんが来院されること

●硝子体手術は、時として大きな合併症(感染、網膜剥離など)を伴うこと。

●やっぱり手術は怖いと思うのが普通の患者さんの心理である。

●硝子体手術を強く推薦するドクターはレーザーを否定することが多いが、これらのドクターが言うところのレーザーとは、旧来の「後で悪い新生血管が生えてきてわるさをしないように患部を焼いてつぶしておく」ためのレーザーであって、「少しでも早く出血をなくならすためのレーザー治療を施行する。同時に、後で悪い新生血管が生えてきて悪さをするのも防いでおく」というレーザーではないこと

を考えると、まずはレーザー治療(場合により、ステロイドの注射を併用。内服は必ず併用)を試してみて、それがだめなら手術、という流れがもっとも自然と考えます。

なお、中心部のみに起こった網膜静脈分枝閉塞症にはレーザーの適応がありません。中心部にレーザーをうって、そこが視野欠損になってしまうと元も子もないからです。


下の患者さんの場合をご覧ください。

発症から1ヶ月の写真です。

最初、視力が1.2で問題なかったので、内服のみで経過を見ておりましたが、網膜のむくみが徐々に拡がってきて、視力が0.8に下がりました。こうなると私の経験上、内服のみで視力が元に戻る事はまずありません。むしろ、視力がおちる一方です。

私はこういうタイミングでレーザーを打ちます(これ以前だと、内服だけで自然に治ることも期待できますので、我慢します。もちろん、患者さんの同意があれば早期のレーザーを施行しますが)。

上はレーザー後の写真です。あまり中心部の近くまでうつと、うったところに視野欠損感が出ることがありますので最近ではもっと少なめにうっていますが。

出血部にはレーザーをうつな、と言う先生もいらっしゃいますが、私は、出血部にもうちかたを工夫しながらレーザーを入れます。そこにノウハウがあります。白く点々となっているところがレーザーをうったところです。

その結果、出血とむくみが徐々に回復し、

上の写真のようにきれいになり、視力が1.2に戻りました。

上の症例のような、視力が落ち始めた患者さんを多数治療した経験に基づき、レーザー治療が良いと考えております。この疾患でお悩みの方は、ご相談ください。

なお、視力が低下し始めた網膜静脈閉塞症の患者さんへのレーザー治療の有効性に関しては、

http://www.nei.nih.gov/neitrials/viewStudyWeb.aspx?id=64

にはっきりと示されています。これは上で述べた、「後で悪い新生血管が生えてきてわるさをしないように患部を焼いてつぶしておく」治療法の有効性でありますが、多くの患者さんをレーザー治療群と無治療群に分けて、どっちがよいかを調査した結果、レーザー治療をやらないよりはやったほうが良いと結論付けられています。この手法はEBM(evidenced based medicine)といって、我々医師が治療を選択するときの基本中の基本です。

これはアメリカのNEI、すなわち、アメリカ合衆国国立眼研究所における調査によるもので、世界で最も信頼するに値するデータです(日本好きの私ですが、こういう患者さんを実験台(!)に使った研究では、やはりアメリカはすごいです、というか、めちゃめちゃなのかもしれませんが。ホームレスさんなんかも実験台に使っちゃってるみたいです・・・)。

横浜相鉄ビル眼科医院での網膜静脈閉塞症に対するレーザー治療に関しては、治療を受けた患者さんのカルテのビデオもぜひご覧ください。


網膜静脈閉塞症の患者さんからよくある質問です


Q 網膜静脈閉塞症の原因はなんですか?

網膜静脈分枝閉塞症は・・・網膜内の、静脈と動脈の交叉部において、動脈硬化によって静脈が動脈に圧迫されて起こるといわれています。網膜は薄いですが、その薄い中で2つの血管が交差しているので、かたほうが硬くなるともう片方が圧迫されるというわけです。

網膜中心静脈閉塞症は・・・視神経の中で静脈が高度に圧迫されているわけですが、なんでこんなに大切なところにそんな困ったことが起こってしまうのか・・・やっぱりここでも動脈で圧迫されているのでしょうか。患者さんの目を見ても、正直神様のきまぐれをうらめしく思う毎日です。

Q 先生は動脈硬化と言いますが、私は高血圧とか高脂血症とか、そういう動脈硬化を起こす病気は特にないのですが・・・

患者さんを血液検査とかしても、特に動脈硬化が激しく起こる理由の全く無い人がほとんどです。なので、「加齢による自然な動脈硬化」が原因と考えるのが自然なのではないでしょうか。

Q じゃぁなんで私にだけ起こったのですか?

そこが病気の怖いところなんです。病気はほとんどがそうなんですが、みんなに可能性があるのですが、みんなに起こるわけではなくて誰かに起こるのです。神様の気まぐれとしかいいようがないです。しんどいお気持ちお察しします。もちろん私達眼科ドクターも明日なるかもしれないわけです。そうなると失業ですね。

Q 自然な動脈硬化と言いますが、私はまだ20代なのですが・・・

そうなんです。20代も30代も40代も患者さんがいます。若い方も、ほとんど100%近いみなさんが基礎疾患の無い方です。ですが、高齢になればなるほど多いことは確かです。なので、「加齢による自然な動脈硬化が原因だが、特に強い動脈硬化がなくとも、動脈と静脈の交叉部では静脈が常に圧迫されているので、たとえ若い人でも、突発的(原因がないということ)に静脈が閉塞してしまうことがあるのだろう」と個人的には定義したいと考えます。

Q 地元の先生から、レーザーでは治らないと言われました。
Q 地元の先生に、レーザー治療は古いと言われました。
Q 地元の先生に、レーザーでは悪化する、と言われた。
Q 地元の先生に、手術するしかないといわれました。たのですが、先生の治療はレーザーを使ってらっしゃいます。なぜそんな違いがあるのでしょうか?
Q 先生のレーザー治療はどのようにやってらっしゃるのですか?

これに対する回答は、以下の患者さんの体験談のところに、治療例のカルテとともに書いてあります。ぜひご覧下さい。

また、先に申しました通り、治療を受けた患者さんのカルテのビデオもぜひご覧ください。

Q 先生はアバスチンの注射をどう思われますか?

当院ではアバスチンの眼球内注射も積極的に行っております。黄斑浮腫を軽減してくれる効果が高いので非常に良いお薬ですし、最初からアバスチンの注射もありです。ですが、幸い当院では今まで一人も問題は出ていませんが、やはり感染とかわけのわからない副作用とかの心配がありますので、慎重に行うべきと思いますので、

「レーザーと内服のみで様子を見て、しつこくひかない黄斑浮腫がある場合はアバスチン」

というのがいいのではないかと考えます。

Q レーザー治療は即日可能ですか?

可能です。

Q 内服のお勧めを教えてください。

これはあくまで個人的な考えがありますが、それは他の先生のご処方と違う場合があります。私達は経験上、私達の考えが正しいと思っていますが、それを科学的に証明する方法がありませんから、ネット上で公開するのに適していないと考えます。また、症例によっても違いますので、来院して聞いていただきますようお願いいたします。

Q 先生のところでは必ず治りますか?

必ず治るということはありません。我々にできることは、

「放置しておくよりも早く、出血と、それよって起こった浮腫を引かす」

ということです。早く引けば引くほど視力が向上する可能性が高まるわけですが、それはあくまで可能性が高まったというだけで、必ず視力が上がるとは限らないわけです。

また、静脈が詰まった瞬間から激しい循環障害が起こるわけですから、発病して1分ぐらいですでに多数の神経がやられているはずなんです。なので、全く後遺症が残らないというのはありえないです。

ですが、視力の向上を目指すには、1秒でも早く出血による浮腫を引かせる以外の方法がありません。なので、頑張っているわけです。

こういう医療の限界を知った上で、「より安全な方法で少しでも早く浮腫を引かすのが医療の役目。それでも視力が戻らなければそれはどうしようもない」と割り切れる方に来ていただきたいと思います。そういう方に対して、全知全霊を傾けて頑張りたいと思います。

Q 網膜中心静脈閉塞症も治りますか?

もちろん放置しておくよりも早く出血や浮腫が引くように努力していますし、そのようになっているとは思うのですが、網膜静脈分枝閉塞症と比較して、網膜中心静脈閉塞症はものすごく難しい病気です。

軽度の閉塞ならなんとか後遺症少なく切り抜けられる場合もありますが、高度に閉塞している場合は、失明を防いで矯正視力0.1ぐらいを維持するのがやっとの場合がほとんどです。必死で研究しているのですが・・・視力向上は難しいのですが、緑内障を併発して失明したりとか、そういうのを切り抜ける高度なノウハウを持っております。一度ご相談いただければと思います。

Q 最近ルセンティスというお薬が認可されたと聞きました。アバスチンとどう違いますか?先生のところではどうしてアバスチンを採用されているのですか?

理由その1 費用

アバスチンを自費(すなわち、10割負担)でうつのとルセンティスを3割負担でうつのとでは、当院の価格設定ではアバスチンのほうが安くなります。なぜこのような逆転現象が起こるかといえば、というのは、ルセンティスの薬価がめちゃめちゃ高いからです。

理由その2 過去の実績

当院では長年アバスチンを治療に使用してきており、非常に高い効果と安全性を確認しています。ゆえに、ルセンティスがよほどアバスチンを上回る効果が得られるという確証が得られない限り、アバスチンを採用していくつもりです。常にプロの目で過去の実績を冷静に評価して、自分の目にも使ってほしいお薬を患者さんに使うというのが自分たちのやり方です。



網膜静脈分枝閉塞症のレーザー治療を受けた患者さんの声です。典型的なパターンではないでしょうか。


9月に右目に静脈分枝閉塞症で眼底出血を起し、中心孔(視力の出るところ)迄広
がって視力が落ちてしまいました。
右目では、形がゆがんで物を見分けることができません。
明日、ステロイド注射の手術を受けるのですが、先生
のことをインターネットで知り、
レーザーという方法について知りたくなりました。かかった病院の医者はレーザー
について全く触れませんで
したが、それはもしかすると高額だからかもしれません。でも視力には代えられま
せん。
是非、先生のところへ行ってみたいのです。
それで気になるのが、ステロイドは受けてよいのか、ステロイドを受けるとレー
ザーは使えなくなるのか、ということです。ご連絡頂けないでしょうか。

(私からの回答:ステロイドの注射を受けても、レーザー治療は問題なく受けられます)

三重県 S

先生の病院へお伺いします。

公共の病院は、勤務医の先生方が冷たくて、心が冷えてしまいます。
ものすごく忙しそうで、しかたないのかもしれませんが。

眼底出血は、外からの見かけが正常なだけに、まわりにその深刻さ、
恐ろしさ、つらさがわかってもらえず、すごくすごく孤独です。

S

先日の網膜静脈分枝閉塞症のレーザー治療、ありがとうございました。右目の視力
は順調に回復しているようです。

考えてみると、最初から先生のところへ行っていたらこんなに苦しまずに済んだと
思います。
出血が中心に及ぶ前にレーザーで止めていれば、いや異常に気づいた出血前の状
態(静脈に瘤のようなものが見えるだけでした)で止めていれば、
と考えてしまいました。
ただ、こうなってしまったので、この出来事を自分の生活を変え人生を見直すチャ
ンスとしていくつもりです。

眼の病気というのは特別ですね。
死ぬわけではない、二つあるうちの1つだから、というのは健康な人の考えで、1
つなったということはもうひとつもありうる、と考えてしまうものなのです。
「様子を見ましょう」と待つことは、悪くなるのに手の打ちようが無いことなので
はないか、と考えてしまうものなのです。

私がこの病気になってから受診した眼科医は、先生が5人目です。
どこの医者も診断は間違いなくしてくれました。ただ、そこから先が問題です。
「様子を見ましょう」の診断をして次に行ったときには「残念ながら・・・」と明
るく言ったごく若い医者、持ち時間5分のベルトコンベアに乗せられた要修理
の機械扱いの大病院、くどい質問をすると露骨にいやな態度をとった医者。
そして、写真を見せられる度に出血か広がっていくのがわかり、右目が見えなく
なっていったのです。
これではいかん、まかせてなんかおけないと思い、インターネットの検索サイトの
グーグルで調べて行って先生のホームページへ行き当たったわけです。
レーザーを積極的に打つ先生のお話に、やれることがあると思い、そのことだけで
も希望がもてました。
先生の医院は交通便利なところにあり、たまたま私の友人の住んでるところの近く
だったのですが、どんなに遠くても行ったと思いますよ。
それでも最初に行ったその日に手術してくれるとは驚きました。

それに、がっちりと握手したときはうれしかったです。苦しむ患者と病気に対して
共に戦ってくれる友達のような気がしました。
なんでもないことでも、気が弱っている人にはとてもうれしいものなのです。
5日に見た中年の患者さんに、ここに来たことが幸運だから絶望するひまがあった
ら何度でも見てもらえばいい、と言ってやりたくなりました。
私は、横浜の友人に先生のことを話ししていきます。

先生の医院が大きく発展していくことを祈願しております。

今後もよろしくお願いします。

S

HPへの掲載OKです。
最初の頃(10/11、10/12、10/13)のメールもよろしかったらどうぞお使い下さい。
匿名の必要もありませんし、特定されても全くOKです。。
内容に一切の嘘もありませんし、まわりに隠してもいませんし隠そうとも思いませ
ん。
写真等もお使い下さい。
修正、改変、掲載等、一切をおまかせします。
私の体験が、少しでも何かの役に立つのは嬉しいことです。

S

大高より:Sさんが行かれたほかの病院にも配慮して匿名とさせていただきましたが、Sさんの心意気に感謝感謝です。特に最後の1行が泣けますね。


大高先生へ

今日、午前中診察していただいた山形県のHです。
今日の眼底写真を見せていただき、驚きました。あんなに濃くべったりとあった出血が、薄くなり視力も前回同様1.2ありました。
失明してしまうのではないかという不安で苦しんだのはわずか4ヶ月前の事でした。
こんな日をプレゼントして下さった大高先生、本当にありがとうございました。
私事ですが、3月に初めて診察に伺った時、付き添ってくれた長男が今秋、結婚します。その姿をちゃんと両眼で見届ける事ができる幸せをしみじみかみしめています。
また10月、優しい先生の笑顔に再会できる日を楽しみにしております。そしてもっと良くなった!と温かい握手をしていただけるようしっかり生活していきたいと思っています。
診察後、気を付けて帰って下さいね!と声をかけていただき、胸がいっぱいになりました。
暑さに向かうおり、先生もどうぞお元気で。
大高先生との出会いに心から感謝申し上げます。

大高先生へ

大高先生からそのようなお言葉をいただき、こちらこそ嬉しいです。
つたない文章ではありますが私の心からの言葉です。
同じく病める方々への何かメッセージになる事ができたら、これほど嬉しい事はありません。どうぞお使い下さいませ。
私自身の励みにもなる事と思います。
さっそくの返信をありがとうございました。

大高先生

先日一年ぶりに検診で伺いました山形のHです。
おかげさまで出血の痕がますますきれいになっていて先生から「完璧だね!嬉しいなぁ」と固い握手をしていただきました。

そういえば左眼だけで見る時あった歪みがいつの間にか気にならなくなっています。
網膜検査の機器も最新式との事で、そんな最先端の検査をしていただき、しかも診ていただくたび良くなっていて、本当に私の思いをことばにさせていただけば「感動、感激、感謝」につきます。

思えば何かに導かれるように大高先生にお会いできたのも偶然ではないのです。祖先が守ってくれた事と感謝しています!

人生にむだな経験はないと言います。まさに私は今回の病気でたくさんの感謝を学びました。

まだまだ暑い日が続きますが、大高先生、スタッフの皆様どうぞお元気で…

来年の夏、またお会いできる日を楽しみにしております。




Hさんはほんとうに雰囲気の良い、すばらしい方です。以下、Hさんのカルテです。



↑3月7日初診。むかって右の眼底写真が治療前の左眼。左の視力はVSで表現されています。初診時は0.6。PCというのはphotocoagulationの略で、レーザー治療のこと。BVOとは網膜静脈分枝閉塞症のこと。MEとは黄斑浮腫のこと。自分は治療に集中しているので、カルテ書きは書きなぐりですね。しかも、左右を書き間違えているのを職員が書き直してくれています。これ以降もひたすら右と左を間違って書いちゃっていますね。治療は左右間違ったりしないので、許してください(^^) ケナコルト-Aの球後注射を併用しています。

 

↑上の眼底写真が初診日のレーザー直後です。下の眼底写真が2週間後の3月21日。視力が0.7p(pというのは、partialの略で、0.7弱のこと)。まだそんなに視力が上がっていません。スキャンするときに少しずれてゆがんじゃいました。初診日の日付が左上に見えています(^^)



↑4月25日、視力1.2。7月4日視力1.2。出血がほとんどひいているのがわかると思います。

Hさんは早期に来ていただけたこともあり、たいへん良い経過で治療することができました。これはちょっと良すぎるぐらいで、通常は回復に1年ぐらいの時間を見ていただきたいと思います。また、最終的な視力が1.2に到達するのは期待しないで、0.8ぐらいにまで回復すればうれしい、ぐらいに考えておいていただければ幸いと存じます。また、発症から1年とかの時間のたった症例はやはりもう網膜自体がやられているので、回復は厳しいと考えます。

「地元の先生から、レーザーでは治らないと言われた」
「レーザー治療は古いと言われた」
「レーザーでは悪化する、と言われた」
「手術するしかないといわれた」

などという質問をよく受けますので、実際の症例をカルテごと提示してみました。このカルテや体験談が本物か作り物か、あとはみなさんの判断にお任せしたいと思います。来院されれば、ご希望なら他の患者さんのカルテもおみせできます。もちろん個人情報に配慮した範囲で、ですが。

次の質問は、

「地元の有名な病院の先生には手術でしか治らないと言われたのに先生のところではレーザーで治る人がいるということはわかった。その違いはいったい何なのか」 。

これこそが、手術も自分でやりつつ効果に疑問があるので地道に自分で治療法を研究開発して来た自分たちと、学会で発表された治療法をなぞるだけのドクターとのテクノロジーの違いであると言わせていただきます。なにも己の技術におぼれているわけではありません。ここまで到達するには、ほんとうに長い長い道のりで、ほんとうに苦労してきていますから。

もちろんみなが良くなるわけではありません。良くなった症例も良くならなかった症例も一緒に秋山先生と鄭先生に見ていただいたところ、二人とも「すばらしい治療だ」と認めてれました。今は3人で治療にあたっています。

旧来のレーザーと違って、うちのチームのレーザーには打ち方、種類、その他にいろんなコツがありますが、それは企業秘密なので、プロの先生からの質問にも答えかねますのでご了解ください。


mail: otaka@isao.com

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