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眼科医大高功 日帰り硝子体手術(しょうしたいしゅじゅつ)を施行しています

横浜相鉄ビル眼科医院では、日帰り硝子体手術を施行しています。(日帰り手術は、デイサージェリーとも呼ばれています)。

硝子体切除術、硝子体吸引術、硝子体茎顕微鏡下離断術、増殖性硝子体網膜症手術、硝子体切除術による網膜復位術、ビトレクトミーなどの手術をまとめて硝子体手術、と呼んでいます。

硝子体手術は眼科領域では最も難易度の高い手術で、患者さんの目への負担も大きいため、従来入院しての治療が中心でしたが、患者さんの目に優しい25ゲージシステム、さらにそれを独自に改良した鄭先生のシステムにより、日帰りでの手術を可能にしました。

具体的には、黄斑前膜、黄斑上膜、網膜前膜、網膜上膜、黄斑円孔、硝子体出血、眼底出血、糖尿病網膜症、網膜剥離、強度の硝子体混濁(飛蚊症)などが対象となります。

しかし、入院手術が適当と判断した場合は東京医療センターの秋山先生に紹介しております。

鄭先生も秋山先生も網膜硝子体手術のスペシャリストです。当院は、患者さんの病状、希望にあわせて、あらゆる網膜硝子体疾患の治療にいろんな形で対応できる病院であると自負しております。

ちなみに、私も静岡赤十字病院などで長年硝子体手術の指導に当たってきたスペシャリストのつもりですが、他の手術を多数やっておりますので、硝子体手術は、日帰りは鄭先生に、入院は秋山先生に任せております。しかし、どうしても私に、とおっしゃって頂く患者さんに対しては私が執刀しておりますので、お申し付けください(^^)

日帰り硝子体手術のメリットは

●仕事や介護などがある方は休む期間を短くできること。

●総費用を安く抑えることができること(標準的な手術の場合、日帰りならば3割負担で10万円から20万円となります。仮に1週間入院すると、総費用は倍ぐらいになると考えられます)。

●社会的地位のある方ですと、入院するということでまわりに与える健康不安によるイメージ低下を回避できること。

です。

もちろん、状況が許すならば入院で手術を受けるに越したことはありませんので、患者さんに日帰り手術を無理にお勧めすることはしませんが、状況が許さないために手術を受けられず、手遅れになっていた患者さんを当院の手術で救ってあげることができれば、との願いを込めています。

また、入院しないことにより、医療費を安く抑えられますので、患者さんの懐にとっても、増え続ける国民医療費にとっても良く、社会貢献でもあると考えております。

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以下、当院における日帰り硝子体手術のチーフサージャンである鄭先生の言葉です。鄭先生はこの最新のシステムをプロに教えている、先生の先生です。ゆえに文章もプロ向けのやや難しい内容ですが、ネットを調べてらっしゃる患者さんは賢い方が多いので、敬意を込めて、あえてそのまま掲載いたしました。


[ 25ゲージ硝子体手術システムとは ]

創口を可能な限り小さくする低侵襲手術は全科的な取り組みであり、眼科では小切開無縫合白内障手術が既に定着しています。網膜剥離、増殖糖尿病網膜症などの重症網膜硝子体疾患の治療法として確立された硝子体手術においても1990年にアメリカで小切開無縫合硝子体手術のプロトタイプが作製されました。

従来の3ポート硝子体手術では、結膜を約半周〜全周(18mm〜36mm)切開した後、20ゲージ(1mm強)の強膜創を3ケ所作成して、器具の出し入れを行います。手術終了前には、眼圧を保つために強膜創をしっかり縫合し、結膜を整復するために結膜縫合を行います。

2002年に発表された25ゲージ経結膜的硝子体手術の臨床報告では、開始時に25ゲージ(内径0.5mm、外径0.63mm)サイズのトロッカーを、結膜切開をせずに結膜上から直接挿入し、終了時には抜去するだけで終了できる無縫合硝子体手術が可能であるとされました。従来の硝子体手術システムと比較し、手術時間の短縮化、術後の患者不快感・乱視の軽減、炎症が少ないための術後回復期間の短縮化、などが達成されました。

[ 私のチームが独自に開発したシステムと、その良いところ ]

2002年秋には日本でもトロッカー方式のTSV25TM(ボシュロム社)が導入されました。その後、器具の改良に伴う適応疾患の拡大に伴い、全国で施行例が大幅に増加しています。しかし、トロッカー方式も完全なものとはなっておらず、その問題点を改善するべく、2003年より京都府立医大の私のチームはニデック社と共同で、トロッカーは用いず、特殊シリコンリングで結膜を圧迫し結膜移動を防止することによって25ゲージ経結膜的硝子体手術を行う新システムJ25VS TM(Just 25-gauge vitrectomy system)を開発しました。

この新方式はトロッカー方式と比較し、より小さな創口を通しての手術施行が可能であり、結果的に無縫合率が高くなります。また、器具の可動域や操作性も高く、増殖糖尿病網膜症や増殖硝子体網膜症などの重篤な網膜硝子体疾患の治療に応用することにより、適応疾患の拡大が可能になることが期待されています。

器械や器具の進歩に伴い、また、経験の積み重ねにより、より安全性の高い網膜硝子体手術が施行され、網膜硝子体疾患分野においても日帰り手術が可能となっています。


以下、横浜相鉄ビル眼科医院における日帰り網膜硝子体手術を受けた患者さん治療の実例です。ご覧になった患者さんに、困っているのは自分だけではないということがわかって元気を出していただければ、という願いを込めました。黄斑前膜、網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜はすべて同義語ですが、呼び方がドクターによって違うだけです。



セカンドオピニオン目的から手術に至ったケース(A氏のご了承を得て、掲載しております)

(来院に至った経緯)

「大学病院で黄斑前膜(網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜)と診断され、手術が必要と言われました。2週間の入院が必要だと受付で言われたのですが、仕事が忙しくて休みが取れず、そんなに長く入院できないので、手術を受けられません。インターネットを検索したところ、横浜相鉄ビル眼科医院で鄭医師が日帰りで黄斑前膜(網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜)の手術を施行していると書いてあるのを見つけました。ぜひセカンドオピニオンを聞きたいと考え、来院しました。」(50歳代男性A氏)

当院が日帰り硝子体手術を行っていることをホームページで調べられて、セカンドオピニオン目的で来院されたA氏。主訴(一番困っていること)は約半年前から自覚している右眼視力低下感、像のゆがみ、でした。

(診察結果)

矯正視力 右眼0.5 左眼1.0

眼底検査にて、右眼眼底、網膜中心部の黄斑の前に黄斑前膜(網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜)を認めました。

網膜断層を観察できるOCT検査にて、線状の黄斑前膜(網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜)と黄斑部網膜の肥厚が存在しました。

(診断)

右眼 黄斑前膜(網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜)

(話し合い)

お話を伺い、診察結果・検査結果を説明いたしました。これまでの経過から自然に軽快する可能性は低いと考えられ、大学病院にて硝子体手術を勧められたことは妥当と考えます、とお話しました。

黄斑前膜に対する硝子体手術を行った場合、手術中・手術後早期に・手術後しばらく時間が経過してから、さまざまな合併症が起こる可能性があるので、2週間の入院が必要という方針が間違いではないことを説明しました。

しかしA氏は、少しでも改善する可能性があるなら手術を受けたいが仕事で休みを取れないので入院せずに手術を受けたい、とおっしゃいました。実際、我々も仕事をしていますし、社会に必要とされているA氏が仕事を休めないという状況は非常に理解できるものがありました。

当院のモットーが「状況が許すならば入院で手術を受けるに越したことはなく、患者さんに日帰り手術を無理に勧めない。しかし、状況が許さないために入院手術を受けられず、放置せざるを得ず手遅れになっていた患者さんを当院の日帰り手術で救えるならば救いたい」であることを説明いたしました。

この日は本来セカンドオピニオン目的の来院であったために、日帰り硝子体手術を受けられるかどうか、もう一度考える時間をもっていただきたいと考え、一週間後の再診予定といたしました。

一週間後に再診されたA氏の日帰り硝子体手術を受けたいという意志は固く、次週硝子体手術を行いました。

手術は問題なく終了し、その日A氏は帰宅されました。手術日の夜は特に大きな問題なく過ごせたそうです。手術翌日一過性に眼圧が軽度上昇しましたが、無治療で正常範囲内になりました。現在特に問題はなく、A氏は間隔を開けて通院を続けておられ、視力は徐々に改善していると、喜んでいただいています。

ご質問のある方は、以下のアドレスにメールを下さい。可能な範囲でお答えしております。


otaka@isao.com

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